利用件数、会員数ともに増加
カーシェア大手、オリックス自動車株式会社は、コロナ禍でカーシェア需要が増えたことを受け2021年3月から、カーシェアリングサービスに平日限定で乗り放題となる「個人平日定額プラン」を導入した。
カーシェアの月額固定での乗り放題プランは大手事業者で初の試みという。
オリックス自動車によると、家族の送り迎えや買い物など、日常生活でのカーシェアの利用頻度が増加傾向。2020年4月に緊急事態宣言が発出され5月に解除されたが、同年9月~2021年1月の間の同社カーシェア会員の利用状況は1回あたり3時間以内の利用件数が前年同期比約23%増、3時間以上6時間以内の利用は同約34%増となった。
また、レンタカー事業を行っているタイムズモビリティ株式会社のカーシェアサービス「タイムズカーシェア」は、2021年4月から「タイムズカー」に名称を変更するのに合わせ、長時間の利用しやすくなるよう料金体系の一部改定を予定。20年3月に137万6000人だった「タイムズカーシェア」の会員数は、10月に150万6000人となり、21年2月には154万5000人に増加した。名称変更と料金体系の一部改定で、さらなる利用増を期待している。