コロナ禍で人気のカーシェア、トラブル増加で「利用には念入り確認忘れずに」と国民生活センター呼びかけ

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スマートキー紛失...「そんなに高いの?」

   「50歳代女性」からは2020年8月、ふだんと別の車両を使うことになり、操作法がわからず戸惑ったことが報告された。

「いつも同じ車種をカーシェアで定期的に利用しているが、今回予約できなかったので、別の車種を利用した。ところが、エンジンをかけて、サイドブレーキを探したものの見当たらず、操作方法の動画を見てもわからなかった。事業者に電話をかけたがつながらなくて困った」

   さらに、出かけた先で故障により動かなくなった経験の相談例も。「カーシェアでレンタカーを借り、他県のキャンプ場に着いたら、電気系統が故障してクルマが動かなくなった。業者はクルマを取りに来たが、帰りの手配は自分で行い、積んでいた荷物についても自分で送付するよう言われた」(2020年8月、30歳代女性)

   また、クルマの鍵を紛失したトラブルもあり、

「カーシェアで借りたレンタカーのスマートキーを紛失した。業者から『交換費用の実費として18万円請求する。コンピューターまで替えた』と言われた。もっと安い価格で交換できると思うのだが、妥当だろうか。ホームページには鍵の紛失時は、自己負担となることの記載があった」(2019年11月、50歳代男性)

といった相談があった。

   国民生活センターでは利用者に向け「カーシェアは、出発前の手続きが簡単、短時間でも借りられるなど、気軽に利用できるメリットがある一方で、ふだん利用していないクルマを運転する際に操作方法がわからず、確認もできないケースがあるなど、『無人』に起因するトラブルも発生している。

   利用前に事業者のホームページで操作方法を確認する、返却時は忘れ物やライトの消し忘れはないか等を確認し、返却手続きを確実に行いましょう」とアドバイスしている。

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