「米国Only?」 バイデン政権のワクチン政策を後押しする「ドーナツ無料」作戦!?(井津川倫子)

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「コロナよりも怖い」あの病気が心配!?

   報道を見る限り、クリスピークリームの「ワクチン証明書でドーナツ無料」キャンペーンは、好意的に受け止められているようで、同社の公式ツイッターアカウントには、世界中から大きな反響が寄せられています。

   なかでも一番多かったのが、「我が国でもやってくれ!」という、英国など他国消費者からのリクエスト。よほどリクエストが多かったのでしょうか、同社は連日、次のようにツイッターでつぶやき続けています!

Us shop Only
(米国の店舗だけです)
Available in US shops only
(米国の店舗だけで有効です)

   さらに「米国らしい」と話題になっているのが、

「ドーナツを食べ過ぎて肥満になったらどうするんだ!」
「糖尿病のほうがコロナより深刻だぞ!」

といった、ドーナツ無料サービスが肥満や糖尿病といった「米国の国民病」を引き起こすことを懸念する「反対派」の反応です。

   これに対して、

「たったドーナツ1個なんですけど......」
「別に毎日食べなくてもいいだろう!」
「ドーナツ1個で糖尿病になった人がいるなら教えてくれよ!」

といった声がSNS上にあふれるなど、「ドーナツ論争」は意外な盛り上がりを見せています。

   なかには、「すでにコロナに罹った人はドーナツをもらえないのでしょうか」といった質問も。確かに、米国ではすでに3000万人近くが新型コロナウイルスに感染していると報じられていますから、クリスピークリーム社の対応に興味がわきます。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「only」を使った表現です。組み合わせる単語によって表現の幅がかなり広がりますから、覚えておくと便利です。

Women Only
(女性だけOKです)

That is only for women
(これは女性だけが対象です)

Available only my friends
(私の友達だけが使えます)

Domestic service only
(国内のサービスだけです)

   それにしてもうらやましいのは、米国では「ドーナツ無料」キャンペーンが行えるほどにワクチン接種が広がっていることです。わが国ではドーナツどころか、ワクチン接種がいつになるのかまったく先が見えません。「ドーナツキャンペーン」に続く企業もきっと現れるでしょうから、バイデン政権が「ワクチン戦争」に圧勝するのは間違いなさそうです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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