「飲食店いじめはもうやめろ!」リバウンド懸念も首都4都県「時短要請」延長に怒りの声(1)

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客に注意する「コロナ対策リーダー」の評判が悪い

   東京都はもう一つの「強硬手段」も用意した。飲食店などに対し、店ごとに感染対策の責任者である「コロナ対策リーダー」を選び登録する制度を作り、「コロナ対策リーダー」のいない店には協力金の4万円を支給しないことにしたのだ。東京都のホームページによると、「コロナ対策リーダー」の役目は主に客に「感染防止マナー」を呼びかけること。具体的には、マスクを着用していない客や、大声で会話するグループに注意をする。ホームページに開設された特設サイトに登録し、研修の動画を見た後、テストに合格すると修了シールが発行される仕組みだ=下図参照

(図)「コロナ対策リーダー」の仕組み(東京都のホームページより)
(図)「コロナ対策リーダー」の仕組み(東京都のホームページより)

   「コロナ対策リーダー」は協力金の支給条件だが、飲食店の評判は極めて悪い。3月22日放送のTBS系情報番組「グッとラック」では飲食店の意見を聞いたが、不満の声が上がった。

「楽しむために来ていただいているのに、店のほうからお客さんにストレスを与えるなんてできません」
「従業員の数を絞っているのでそんな余裕はないし、お客さんに注意するなんて難しい」

などの声が聞かれた。

   この番組のコメンテーターの橋下徹・元大阪府知事もこう酷評した。

「小池さんは世間の風を読むのは天才的な能力があるが、こんなこと、もし大阪でやったらえらいことになりますよ。ありえません。4万円は時短に対するお詫び金なのに、条件をつけるのは違う」
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