会社内の慣習や前例から、ちょっとだけ外れてみよう
それでも、やはり自分の個性を出したいなら、職場内比較での「独自性」を出すのが一つの手段です。たとえば、営業系の職場なら「声が大きくて元気」な性格で対外交渉力が高いのは当たり前ですが、エンジニアとか経理部門でなら独自性がある存在になれるはずです。
あるいは、逆に営業部門にいながら、財務分析力があり、リスクマネジメント力に長けている人間になれば、そこでは独自性のある存在になれるのではないでしょうか。「例がないアプローチで新規の受注をあげる」とか、「これまでとは真逆な発想で商品開発をする」......などといった、特別な仕事ぶりではなく、職場内の比較で独自性のある仕事ぶりを示せれば十分。そうすれば、周りは覚えてくれます。
通常の仕事における独自性は、社内における独自性です。社内の慣習からちょっと外れたこと、前例のないことなど、それくらいの差別化をしてみようと考えてみましょう。(高城幸司)