子どもの「なりたい大人」1位は「会社員」 テレワーク姿の両親は頼もしい!?

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YouTuber、パティシエ、公務員も人気

   男子小学生の2位は「YouTuber/動画投稿者」と時代を反映。3位以下は「サッカー選手」、「ゲーム制作」、「野球選手」、「鉄道の運転士」と続く。「男児のあこがれの職業」がランク上位に並んだ。

   女子小学生のトップは「パティシエ」。続いて「教師/教員」「幼稚園の先生/保育士」。コロナ禍のステイホーム期間に、「家族とお菓子作りを楽しんだ子どもたちも多かったのではないか」と推察できる。

   男子中学生の2位以下は、「ITエンジニア/プログラマー」や「公務員」、「YouTuber/動画投稿者」、「ゲーム制作」、「鉄道の運転士」が続く。女子中学生では、2位に「公務員」。以下「看護師」、「パティシエ」、「教師/教員」、「幼稚園の先生/保育士」。女子小学生で6位だった「看護師」が3位にランクインし、コロナ禍でエッセンシャルワーカーの重要性が広く認識された影響とみられる。

   男子高校生の2位以下は、「ITエンジニア/プログラマー」や「公務員」、「ゲーム制作」、「教師/教員」の順。女子高校生では2が「公務員」。次いで「看護師」、「教師/教員」、「幼稚園の先生/保育士」となった。

   選んだ職業になりたい理由は、全学年・男女ともに「好きだから」が1位。また「誰かの役に立ちたいから」が、いずれの属性でも3位以内に選ばれている。

  • ■中学生の「大人になったらなりたいもの」
  • 【中学生・男子】
  • 1位:会社員(18.3%)
  • 2位:ITエンジニア/プログラマー(6.8%)
  • 3位:公務員(5.7%)
  • 3位:YouTuber/動画投稿者(5.7%)
  • 5位:ゲーム制作(4.9%)
  • 6位:鉄道の運転士(4.5%)
  • 7位:サッカー選手(4.2%)
  • 7位:医師(4.2%)
  • 9位:教師/教員(3.6%)
  • 10位:野球選手(2.3%)
  • 10位:料理人/シェフ(2.3%)
  • 10位:eスポーツ選手(2.3%)

       

  • 【中学生・女子】
  • 1位:会社員(13.6%)
  • 2位:公務員(7.8%)
  • 3位:看護師(6.9%)
  • 4位:パティシエ(5.6%)
  • 5位:教師/教員(5.1%)
  • 6位:幼稚園の先生/保育士(3.8%)
  • 7位:料理人/シェフ(3.3%)
  • 7位:医師(3.3%)
  • 7位:アナウンサー(3.3%)
  • 10位:ヘア・メークアップアーティスト(2.9%)
  • ■高校生の「大人になったらなりたいもの」
  • 【高校生・男子】
  • 1位:会社員(22.2%)
  • 2位:ITエンジニア/プログラマー(11.5%)
  • 3位:公務員(10.5%)
  • 4位:ゲーム制作(5.7%)
  • 5位:教師/教員(4.3%)
  • 6位:サッカー選手(3.7%)
  • 7位:YouTuber/動画投稿者(2.9%)
  • 8位:鉄道の運転士(2.3%)
  • 8位:野球選手(2.3%)
  • 10位:医師(4.2%)

       

  • 【高校生・女子】
  • 1位:会社員(20.0%)
  • 2位:公務員(9.4%)
  • 3位:看護師(7.4%)
  • 4位:教師/教員(5.2%)
  • 5位:幼稚園の先生/保育士(4.6%)
  • 6位:パティシエ(4.4%)
  • 7位:薬剤師(2.6%)
  • 8位:医師(2.4%)
  • 8位::ヘア・メークアップアーティスト(2.4%)
  • 10位:トリマー/ペットショップ店員(2.0%)

   第一生命経済研究所の的場康子さんは、

   「男女とも自分の生活に身近なものを、『好きだから』、将来の職業に挙げていると思われます。彼らの『好き』という気持ちと興味関心を広げて楽しむ心を尊重し、その進路を見守ることが、これからの新しい社会を創造することにつながるのではないでしょうか」という。

   また女子にみられる、教師や保育士、看護師など、資格を取得して働く職業が上位にあることについて、的場さんは「結婚して働き続けることを将来の姿として思い描いている女子が多いことがわかります」とみている。

   なお調査は、1989年から毎年行われており、2021年版の今回が32回目。2020年12月に実施。小学生(3~6年生)から高校生までの合計3000人から回答を得た。

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