コロナ禍、30~40代の小遣いや貯蓄増加 「おひとりさま消費」拡大

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会食、会話の機会避けたら......

   コロナ禍での消費意識や消費実態についてみると、感染対策として会食・会合をなるべく避けるよう求められているが、「1人で行動・消費することにお金をかけたいか」との問いに、「非常にそう思う」(21.1%)と「ややそう思う」(45.3%)を合わせて「そう思う(お金をかけたいと思う)」と答えた人は66.4%にのぼった。

   男女別・年代別にみると、「そう思う」人は40代男性(70.8%)が最も高かった。

   「実際に1人で行動・消費することにお金をかけているか」を聞いたところ、「お金をかけている」人は80.4%で、前回(60.6%)から19.8ポイントも上昇。ひと月にかけている金額の全体平均は9637円で、前回の5436円から4201円増と大幅に増えた。

   この「おひとりさま消費」といえる金額の変化を、男女別、年代別にみると、30代男性では前回の5132円から1万816円とほぼ倍増。40代男性は前回の8929円から1万3296円と4367円増えた。

   また、30代女性は前回の4152円から7524円と3372円増え、40代女性では3531円から6910円と3379円アップするなど、いずれの層でも前回を大幅に上回った=下図参照

「新型コロナ感染拡大防止のため、会食など密接した会話の機会を避けようとする行動変容の結果、おひとりさま消費が急拡大している実態が明らかになった」

と分析している。

   なお、「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2021」は、30~49歳の男女1000人を対象に、2021年2月3、4日にインターネットで実施した。

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