2位沖縄県、3位北海道......
都道府県で最も「関係人口」が多かったのは、福島県で1229万人。次いで沖縄県の950万人、北海道の756万人と続いた=左の表参照。福島県の関係人口は居住人口(約182万人)の6.8倍。これについて、ブランド総合研究所は「ボランティア活動や寄付、産品購入などの意欲のある人が多い傾向」があったとしている。10年前の東日本大震災の復興支援を心がける人が多いとみられる。沖縄県は、観光意欲のある人が62.2%と、全国で最も高い。
何らかの関係がある人に「応援したい都道府県とは、どのような関係がありますか(居住や出身地以外)」と聞くと、最も多かったのは「家族や親せきがいる」(22.7%)で、次いで「観光で何度か訪れた」(16%)、「過去に住んでいた」(15.9%)、「知人や友人がいる」(14.6%)が上位を占めた。
「一度だけ観光で訪れた」(4.6%)は少なく、ブランド総合研究所は「一度だけではなく、何度も観光で訪れることにより、『応援したい』という気持ちが高まり、関係人口となることにつながることの表れだろう」と分析している。
応援したい都道府県との関係を聞くと、「これまで特に関わりがない」または無回答とした人が32.8%にのぼっており、特別な関係がなくても「応援したい」と感じている人も少なくない。