ホンダが世界初の「レベル3」自動運転車 100台限定でお値段1100万円!

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ドイツ車抑え、世界の先陣を切ったホンダ

   ホンダは「3次元の高精度地図や全球測位衛星システム(GNSS)の情報を用いて、自車の位置や道路状況を把握し、多数の外界認識用センサーで周囲360度を検知する」という。

   これらの情報を基に「メインECU(Electronic Control Unit)が認知・予測・判断を適切に行い、アクセル、ブレーキ、ステアリングを高度に制御する」と説明する。ECUはもともと「エンジン・コントロール・ユニット」とも呼ばれ、車線維持システムや車間距離制御システムなどを電子制御するマイコンで、自動運転の心臓部といえるものだ。

   レベル3の自動運転をめぐっては、ドイツのアウディやメルセデス・ベンツなども開発を進めており、世界でどのメーカーが「世界初の市販」に名乗りを上げるか注目されていた。その世界的な開発競争の中で、ホンダが世界の先頭を切った意義は大きい。

   ただし、レベル3搭載のレジェンドは当面、100台の限定生産で、希望小売価格は1100万円。しかも、リース専用の契約になる。

   ホンダはこの点について「丁寧なアフターサービスを行うためだ。リースによって定期的に点検・整備し、クルマを完璧な状態にするため、100台限定とした」と説明している。

   「まずは第一歩として100台を限定生産する。増産は考えていない」とホンダは話す。当面は世界初の自動運転車に対する市場やユーザーの反応を慎重に見極める方針のようだ。(ジャーナリスト・済田経夫)

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