重視するのはNAV「そこを伸ばしていく」
3兆円を超す純利益に、孫社長は「事業家として生まれ、自分の会社を起こして、この程度で満足するつもりはない」と、強調しています。NAV(Net Asset Value=資産から負債を差し引いた純資産総額)を重視しており、今後もそこを伸ばしていく姿勢を示しました。
さらに、孫社長は「ソフトバンクグループは『金の卵』を生み出す製造業だ」とも語ったのです。確かに、ソフトバンクの創業期は通信インフラ事業に集中して投資してきました。それを2017年以降は、「これからはAI革命の時代」としてソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)を開始しました。その結果、約15社の投資先が新規上場を果たすなど、「金の卵が加速度的に増えている」と説明しています。
孫社長が経営の第一線にいる限りは、成長の原動力であるSVFが長期的に伸びていくイメージを抱かせます。
では、また!(馬医金満)