巣ごもり生活を楽しく コロナ禍でも100均ショップ絶好調の裏側?

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ヒャッキン「そろそろ飽和状態」か!?

   また、コロナ禍でインターネット通販の利用も急増しているが、「ネット通販の場合は送料が必要な場合も多く、商品が割高になる場合もある。ヒャッキンの利用者はコスパ重視が多く、ネット通販とも競合は限定的」(流通関係者)とも見られており、他の小売りにはない強みが発揮されているといえる。

   コロナ禍の収束がいまだ見えないが、今後も堅調に推移していく可能性は高い。

   とはいえ、不安要因がないわけでもない。ここ数年、ヒャッキン各社の出店攻勢は強まっており、大手5社の店舗数は現在、合計で約7600店と、この10年で約4割も増えた。主要駅周辺には複数のヒャッキンが店を構えるケースも多く、「そろそろ飽和状態では」との声もくすぶりつつある。

   また、「キュートな雑貨にひかれる」と若い女性などから、人気の「スリーコインズ」をはじめ「300円ショップ」も勢いを増している。ヒャッキンとはひと味違った「プチぜいたく」感が特色だ。ヒャッキン大手の中にも商品の選択肢を増やそうと、100円にこだわらない価格設定が広がり始めており、消費者を飽きさせない商品戦略が成長のカギを握っているといえそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)

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