変異ウイルスが猛拡大! 緊急事態宣言は3度目の延長か? 東京五輪に、バッハ会長はついに弱気に...(2)

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   変異ウイルスが猛烈な勢いで拡大している。首都圏に出されている緊急事態宣言の解除はできるのだろうか。そして、東京五輪・パラリンピックは開けるのだろうか。

  • 5月、6月まで判断を先送りするバッハIOC会長の真意は?
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子どもにも感染、ワクチンでは安心できない

   変異ウイルスの感染が、じわじわと広がっている事態を医療の専門家はどう見ているのか――。

   変異ウイルスが子どもにも感染しやすいといわれることにつて、3月11日放送のTBS系情報番組「グッとラック」の取材を受けた東邦大学の小林寅喆(いんてつ)教授(感染防御学)は、こう解説した。

「変異ウイルスは体内の抗体が認識できないので、発症してしまうのです。いまのワクチンでも60~80%は効くであろうと見られていますが、効き目が下がってきたら、新しいワクチンに組み替えていかなければなりません」

   テレビ朝日系の報道ステーション(3月8日放送)の取材を受けた国立国際医療研究センターの忽那賢志(くつな・さとし)医師は、こう説明した。

「変異ウイルスは、子どもに感染しやすいというよりは、それだけ感染力が全体的に強くなっているということかもしれません。ブラジル型、南アフリカ型の中には『免疫逃避』(E484K)という変異が入っています。この変異は、一度感染して体内に抗体ができた人でも再び感染する可能性があり、ワクチンの効果が薄れる可能性があると言われています。やはり、なるべく早く変異ウイルスを検出する体制を作ることが重要です」

と強調するのだった。

   ワクチンだけでは安心できないというわけだ。

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