ドコモ子会社化と「アハモ」はギブ&テーク?
朝日新聞がこう続ける。
「『切れ者」で鳴らした谷脇氏だが、省内では『明るく、飾らない性格だった』との評もある。インターネット分野で複数の著書を出版。実名でツイッターやブログを開設した。ツイッターのプロフィル欄には、『役人だけど堅くないっす』と記した。最近では、日本に上陸して間もない音声型SNS『クラブハウス』を試したことを紹介していた」
ちなみに谷脇氏は、愛媛県松山市生まれだ。地元紙・愛媛新聞の経済面に「ビズe愛媛」というコラムを連載していた。2013年6月から今年2月まで2週間ごとに182回も続いた。「インターネットの自由をめぐって」「教育現場に情報通信の光を」「少子高齢化と通信技術」...... と情報社会をテーマにしており、最後の182回のタイトルが「携帯電話値下げに向けたさらなる取り組み」だった。
同紙の経済面の名前は「E4(い~よん)経済」。谷脇氏は自分のコラムについて、
「インターネットの世界というと、すごく難しく、一部の専門家のものと思うかもしれない。だが経済のエンジンでもあり、国の経済成長を支える重要なマーケットでもある。新鮮でわかりやすいテーマでいろいろなことを紹介していきたい。たとえば、大量のデータを解析するビッグデータやオープンデータ、インターネットの進化やスマートフォンの普及で生活がどう変わるのかなど。ソーシャルと連動するE4(い~よん)は、利用者が意見交換や情報共有できるコミュニティーの場になってほしい」
と書いている。
仕事はデキるが、結構くだけた人物のようだ。
(福田和郎)