シニアが社会で生き残っていくために必要なことは?【ひろ子ママの教訓 その44】

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   きょうは40代後半のMさんがいらっしゃっています。

「まわりでは独立したり、転職したりする人が増えています。『改正高年齢者雇用安定法』で70歳まで働き続けることが現実的になった今、この先どんなふうに働いていけばいいのか。まわりにモデルケースがないので、70歳まで働いている姿が想像できなくて、戸惑っています。私は新卒からずうっと営業職で働いてきました。今から何か準備はしておいたほうがいいと思うんですけど、何を鍛えるといいのかな」
  • 「この先、どんなふうに働いていけばいいのかな……」
    「この先、どんなふうに働いていけばいいのかな……」
  • 「この先、どんなふうに働いていけばいいのかな……」

テクノロジーと「共存」してみよう

   「AI(人工知能)」の意味を理解していなくても、ほとんどの方が言葉は知っていると思います。「AIによって仕事が奪われる」「AIによって世の中が便利になる」など印象はそれぞれです。2000年代に入ってから出てきた技術なのかなと思っていましたが、調べてみると1900年代にはすでにあったそうですね。

   AIを直接仕事で使っていなくても、身近なところではMさんも使っていますよ。たとえばスマートフォンのカメラですと、人工知能(AI)を用いて自然に写真を明るくする加工がされています。

   また、Google翻訳でも人工知能が活用されています。こんなに身近です。どちらかというと、今は気づかずにAIの恩恵を受けていることが多いのではないでしょうか。テクノロジーに仕事を取られてしまう恐怖を考えるのではなく、共存する方法を考えましょう。

   私の知り合いの税理士事務所では、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、業務の自動化のためのロボットを導入しています。入力業務、コピーアンドペーストなどルーティンで行う毎日の業務を自動化するのです。

   人間よりデジタルのほうが計算間違いもなく、スピーディ、しかも夜の時間に業務が進んでいるのです。事務所の所長は「単純なルーティンの仕事が減ったので、時間をかけたい仕事に時間を割けるようになった。考える時間ができた」とおしゃっていました。

   テクノロジーが今後さらに発達していくことは間違いありません。2030年に向けて事務職や製造業の仕事はAIに代替されていくといわれています。あと、10年もありませんね。テクノロジーの分野では、日本は世界で遅れをとっていますが、コロナ禍でテレワーク化が進み、加速しています。

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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