新入社員研修にオススメ「なんちゃってマナー」に騙されてはいけない!【尾藤克之のオススメ】

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   最近、マナーに関する書籍が増えたように感じています。企業研修では必須項目として位置づけられているマナー。昭和の時代であれば、家庭内で教えられていたものが少なくありません。

   しかし、家族形態の変化とともに、近年ではマナーを学ぶ機会も減ってしまいました。

「新・ビジネスの基本とマナー」(西出ひろ子)学研プラス
  • マナーは笑顔から!
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笑顔は口角ではなく目に宿っている

   著者の西出ひろ子さんは、仕事における笑顔の重要性を次のように説きます。

「いい表情と言われて多くの人が思いつくのは、やはり笑顔です。接客業やサービス業では笑顔のトレーニングを行うこともありますが、ここで気をつけたいのは、笑顔は『つくる』ものではなく、『浮かべる』ものだということ。心が笑っていなければ、本当の意味での笑顔は浮かんでこないものです。
では、この『心』が顔のどの部分にもっとも表れるかというと、『目』なのです。『笑顔は口角を上げて表現する』と思うかもしれませんが、感情は口元よりも目に表れ、それか全体の表情をつくり出しています。とはいえ、実際には心から笑っているつもりでも、魅力的な表情を浮かべるのは意外と難しいものです」

   ここで抑えておきたいのが、目元のトレーニング。どのようなトレーニングでしょうか?

   西出さんは、

「鏡の前で、紙などで鼻から下を隠した状態にし、目元だけで笑顔であることが伝わるよう意識してみましよう。好きなモノや楽しいことを思い浮かべるのでもかまいません。目元が笑っていれば口角も自然と上がりますし、自分の笑顔を客観的に知ることで、魅力的な表情の感覚をつかむ練習にもなります」

と話します。

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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