私も有名企業を夫の育児協力を得られず退職した
過激?だが、「離婚すべきだ」という意見も少なからずあった。
「うちの母も、周りの専業主婦をしている人たちも、口をそろえて言うのが『今さら働きたくない』というもの。そりゃそうですよね。ラクを覚えてしまったのだから。人間関係の煩わしさもない、通勤する面倒もない、好きな時に昼寝できる、近所でパートするなんて惨めでやっていられない。そう思ったら働く気なんか絶対起こりません。奥様が働く時はたったひとつ。離婚された時だけ」
男性からも、こんな現実直視の意見が。
「男性です。奥さんはこのまま働かずに逃げ切ろうとしています。専業主婦10年から正社員ってハードル高いです。うちにも面接で専業主婦の方が来られた事があり、過去の経歴はなかなかのものでしたが、10年ブランク有りで希望年収は現職時より上を提示されました。その希望年収もうちの求人金額の1.5倍だったのでもちろん断りました。長いブランクは基本的にマイナス評価です」
一方、「私もそうです」と妻に共感を寄せる意見も少なくない。
「私はアラフィフでずっと正社員ですが、子育てのために専業主婦になられた奥さんは家庭人として素晴らしいと思います。奥さんにどうしたら就労してもらえるかですが、派遣会社に登録されてはいかがでしょうか。特別なスキルがあればそれを活かせますし、パートより時給も高いです。登録だけでもぜひ」
「あなたの知らないところで奥さんも考えているのでは。私も10年前は奥さんと似た状況。有名企業の総合職でしたが、夫が育児にまったく協力しないので退職。子を保育園に預けて再就職活動開始。しかし、求職中の身では保育園の正規入所ができず、懸命に就活するも働き先が見つからず、専業を続けています。最近はジョブリターン制度を採用している会社もよくありますし、奥さんは前勤務先から声がかかるのを待っているのかも。今は中学受験を後悔なくサポートする時期で、自分のことは二の次と考えているのかなと思います」
「私も大手で10年勤めて色々事情あり出産で退職。結局下の子が中学受験を終わるまではサポートもあり、15年以上パート一つせず専業主婦です。私はパートでオッケーだけど、夫と子供たちの要望である『子供が学校に行っている時間しか働かない』という条件に合う仕事が見つからなかったのです」
(福田和郎)