最短在籍「1年以上~3年未満」が最多
転職経験者の最短在籍期間の調査(勤務中の企業は除く)では、1年未満の割合は女性(45%)のほうが男性(37.6%)より7.4ポイント高く、「5年以上」の割合では「男性」(19.2%)が「女性」(8.9%)の2倍以上となるなど、女性のほうが男性よりも転職経験や回数が多く在籍期間が短い傾向にあった。
最短の在籍期間をめぐって全体では、「1年以上~3年未満」が25.4%と最も多く、次いで「3年以上~5年未満」が19.4%、「半年以上~1年未満」が13.8%の順。在籍期間1年未満での転職経験者が全体の4割以上を占める結果となった。
年代別では在籍期間1年未満の割合は「20代」(50%)と「30代」(50%)では半数を占めており、40~60代(3世代平均38.1%)と比べて高い傾向。なかでも「20代」で在籍期間「1日」が11.4%と他の年代に比べて突出して多く、「特筆すべき点」と指摘された。リスクモンスターでは「20代において転職経験者の10人に1人は入社当日に『この企業は違う』と判断して転職先に対して見切りをつけていることが明らかとなり、若年層の仕事や会社に対する執着心や帰属意識の希薄化が表れた結果といえる」と指摘した。
なお調査は2020年12月14日と15日に、全国の20~69歳の男女を対象にインターネットで実施。500人から回答を得た。