きょうは50代前半のGさんがいらっしゃっています。
「先日、会社でDX化していこうという流れになり、会議で思いっきり『デラックス? 何か特別にするの?』なんて発言してしまいましたよ。『デジタルトランスフォーメーション』というキーワードは聞いたことはありましたが、同じものだとは思っていなくて、恥ずかしかったな。横文字は苦手だし、正直ITも苦手です」
たしかに、私も「DX=デラックス」の世代ですが、Gさん、さすがにそれはマズイですよ。
デジタル トランスフォーメーションとは?
そもそも何でDXを「デジタル トランスフォーメーション」って読むの? って方もいるでしょう。英語圏では、「Dデジタル Xトランスフォーメーション」のトランスが「X」で、それを省略して表しているのがDXというわけです。直訳すると、「デジタル変換」のことです。
単なるIT化ではなく、「デジタルを活用してビジネスモデル自体を変革していく」ということですね。
先日、「改正高年齢者雇用安定法」についてお話しましたが、日本の企業では社員の大半が40~50代が占めていたり、平均年齢が40代だったりという企業が多くなっています。そこで、この70歳までの雇用延長です。今後、さらにシニア人材がマジョリティになっていくことは明らかです。
現在は「シニア」=「パフォーマンスが悪い」=「煙たがれる」そんなイメージが先行しています。確かにシニアからはイノベーションとか、デジタル化とか、そんな言葉は想像できませんけどね。
ただ、この先の未来では、シニアという言葉の使われ方が変わっていくかもしれません。企業の動きや、日本社会の動きを待っていても遅いので、先に自らアップデートして必要があるのではないでしょうか。
では、アップデートしていくには、どうしたらいいのでしょう。