「5ギガの格安プランができれば大半が移行するのに」
これでやっと本格的な「競争」になってきたと歓迎する声が多い。
「今までは『談合』としか思えない状況だったが、初めて競走らしきことになってきた。20Gも使わない人が多いのだから、もうひと声欲しいな」
「ここにきてさらに値下げは素直に凄いと思う。後出しで出したau、ソフトバンクはahamoを越えられなかったかなと思う」
「おおー、他より実質280円安いのか! これでもかと横並びにしてくる他社にいい印象がなかったですが、一歩抜きんでたのは素晴らしいですね。後出し有利な状況でしたが、先行して今回の流れを作ったドコモは応援したいです」
「ドコモはNTTと経営統合したことで、いまや実質政府の子会社ですもんね。そりゃ純粋な営利企業であるソフトバンクやKDDIと比べて強気にいけるわ」
もっとも、ドコモに対する注文の声も多い。
「通常のプランをもっと安くしてくれないかな? すぐ乗り換えるユーザーを大事にするのは昔から同じだけど、本来は何十年も乗り換えずにとどまってくれるユーザーを大切にすべきでは?」
「たぶん多くの人にとっては破格のプランなのだろうけど、家族全員ドコモ継続17年、ドコモ光セット割、子育て応援などなどを利用している私にとってはそれらの割引やサービスがなくなるので、得なのか損なのかいまいちピンとこない」
「UQもワイモバイルも、3GBの次に一気に15GBに飛ぶので、この間を刻んで欲しい。3GBじゃ足りないからと15GBのプランにしたら、値段的にahomaとかと同じになっちゃうから、だったらこの20GBのプランにしようって思うけど、そもそも20GBもいらねーよと思う」
「3ギガは微妙に足りない。でも15ギガは多すぎるっていう人がほとんどじゃないかな。5ギガの格安プランができれば大半が移行すると思う」
こうした声にはこんな反論が多かった。
「日本の携帯電話料金が高い高いという原因は、あのショップの広さと人の数。安い国は普通に駅のキオスクサイズの店に1人くらい。だからショップを利用しない人を安くするのは当然。あれこれ聞きたい人はその人件費を払うのが公平だ。毎回相談する人の分の人件費をみんなで持つなんてバカらしい」
「IT化が進むというのはこういうことです。店舗受付など手間のかかる高コストなサービスは高額となり、ahamoなどのネットに特化したサービスは便利で安価となる。消費者も知識を持って、ひと手間を惜しまずに行動しないと搾取され続ける。今後モバイル以外のさまざまなサービスでそうなっていくと予測されます。日本人は特に疎いのですが、サービスは有料なのですよ。良いか悪いかではなく時代の変化です」
(福田和郎)