就労、年金...... 「70歳定年」で50代が考えてみたいこと【ひろ子ママの教訓 その42】

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「70歳まで働く」とはどういうこと?

   会社員が70歳まで働くというのは未知の世界です。だんだん、体力が落ちていくと思いますし、大企業の社長が社長の座を退く理由にもあるように、残念ながら年齢を重ねていくと記憶力や判断力も低下していきます。なかなか現役時代のようにはいきませんよね。

   Eさんにとっては、まだ高齢者という言葉は早いと思いますが、高齢者が働く目的のキーワードは「お金」「健康」「生きがい」です。たとえば蓄えがあって、やりがいを求めるのであれば、必ずしもフルタイムの仕事でなくてもいいかもしれません。健康のためには働くことがいいともされていますが、ストレスがあってはうまくいかないこともあると思います。

   私の知り合いに雇用延長で働いている人がいますが、現役時代よりも給与は下がったものの、やりがいがありストレスが減ったので、自分にとってもすごくいい環境だとおっしゃっていました。ただし、老後の生活費、支出と収入を計算してから、その働き方を選択したとのことでした。

   Eさんも、まずはどれくらい老後の蓄えがあるのか、年金がもらえるまでの生活費について計算をしてみてはいかがでしょう。漠然としたお金の不安について、多少は解消されると思います。

   70歳まで定年が延長されたからといって、必ずそこで働き続けないといけないというわけではありません。働き方の選択肢が増えている今、Eさんに合った働き方を今から探っていくのもいいかもしれませんね。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
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