「転売ビジネス」には危険がいっぱい 「転売ヤー」をも騙す上手のワルの横行に国民生活センターが警告

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「違法」の無在庫転売を勧められアカウントが凍結された

【事例4】入会費40万円でオンラインコミュニティーに入ったが、個別サポートが受けられない
SNSで知り合った人から転売ビジネスのオンラインコミュニティーを紹介された。ウェブ会議やメッセージアプリで詳しい話を聞くことになり、「アフィリエイト(成功報酬型広告)や転売について学べて稼げる。入会すれば、最初の3か月は個別のコンサルティングでサポートが受けられる。仕入れ値の倍は稼げる」などと言われた。またオンラインコミュニティーを人に紹介すると報酬が10万円もらえる。入会費40万円を振り込み契約したが、契約書等は一切ない。説明されたようには稼げないし、サポートもない。(2020 年9月、30歳代女性)

【事例5】「リスクのない転売ビジネス」のはずが、フリマサイトで禁止された無在庫転売だった
転売ビジネスを情報発信している女性を見つけ、メッセージアプリで連絡を取った。「学生でも月に40万円稼げる」「在庫を持つリスクがないので初心者でも簡単にできる」「入会するとノウハウが入った電子データ、講師などで作るチャットルームへの加入と1年間のサポートがある。40万円と80万円のコースがある」と説明された。40万円のコースに入会した。送られてきた電子データの内容を確認すると、無在庫転売やサンプル品転売をするといった内容だった。本当にやっていいのか不安になり、フリマサイトの利用規約を確認すると「在庫を持たない転売は禁止」と記載されていた。問題があると思い、解約を申し出たが断られた。(2020年9月、20歳代男性)

【事例6】転売ビジネスのノウハウを消費者金融から借金させられて契約したが、役に立つ内容ではなかった
私は学生だが、友人にネットビジネスのノウハウを教えるという男性を紹介された。「仕入れた物をネットオークションやフリマサイトで売れば儲かる」「50万円でノウハウを教える」と説明された。「お金がない」と言うと、「働いていることにしてお金を借りればよい」と消費者金融に連れて行かれた。その場でお金を男性に手渡したが、契約書などの書面は何ももらわなかった。数回男性に会ってノウハウを聞いたが、あまり役に立つ話ではなかった。解約して全額返金してほしいが、男性のSNSアカウントの情報しか分からず、メッセージへの返信もなくなった。(2020年8月、20 歳代女性)

   このように、まず簡単に高収入が得られることを強調するネット広告や、SNS で知り合った人物からの紹介で消費者に興味を持たせることが始まりだ。

   その際、「未経験者でもOK」「月に数十万~数百万円の収入も可能」「1日10分のスマホ作業で稼げる」など時間と労力をかけないことが強調される。

   次に、「詳しい話を聞きたい」と連絡を取ると、「本当に転売ビジネスで稼ぎたいのならプロのサポートが必要」と言われ、高額のサポート料やコンサルティング料が要求される。数十万円が多いが、100万円を超えるケースも珍しくない。

   また、転売ビジネスを始めるノウハウなどが書かれているとうたう「情報商材」を数千円~数万円で購入する必要があるケースもよくある。情報商材は電子データで提供されるが、どのような商品を仕入れればよいか、どのように商品を紹介すれば売れるかなどの具体的なノウハウは書かれていない。もっと知りたければ、さらに高い「情報商材」を買う必要があると、消費者の欲望を掻き立てて値段を吊り上げていくのだ。

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