森喜朗氏「男泣き」の後任密室人事も一夜でパー! 橋本聖子「女性会長」誕生なるか(2)

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「密室人事」阻止に力を発揮したスポンサー企業

「密室人事」を批判され、一夜で公認を辞退した川淵三郎氏(日本トップリーグ連携機構の公式サイトより)
「密室人事」を批判され、一夜で公認を辞退した川淵三郎氏(日本トップリーグ連携機構の公式サイトより)

   また、ここでもスポンサーの「良識」が力を発揮した。NHK(2月12日)「森会長後任 選考の委員会新たに設置へ 組織委」が伝える。

「森会長が後任の会長への就任を川淵三郎氏に打診したことについて、スポンサー企業の関係者からは疑問の声も出ている。あるスポンサー企業の関係者は、NHKの取材に対し、『後任の会長は、民意の最大公約数が反映された形で選任されるべきだと思います。問題を起こした人物が実質的に後継者を指名するのは社会的に理解を得られるのでしょうか』と話した。別のスポンサー企業関係者は『適任者であれば高齢でも問題ないと思いますが、選び方の透明性は確保されなければならないでしょう』と話した」

   こうした声を受けて、政府や東京都が「密室人事」排除に動いた。加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、

「透明性を持って手続き、手順を踏んで、しっかり議論することが大事だ」

   と指摘した。

   東京都の小池百合子都知事も同日、記者会見で、

「世界が見ています。しっかりした手続きで透明性を持って決めていってほしい。東京都からも組織委に人が出ています。きちんと伝わる手続きで選ばれるか見ていきたい」

   と語った。

   五輪組織委の副会長には多羅尾光睦・都副知事がおり、26人の理事の中には4人の都議会議員や都職員がいる。後任会長を決める際、「密室人事」が行われないようけん制した形だ。

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