根強いパソコン取引 認知度はまだ...
「スマホ証券を利用したい理由、利用したくない理由」(有効回答は6404件)を聞くと、
「利用したい」派は、
「スマホならどこでも直ぐにチェックできて便利だから」(女性、46歳)
「24時間申し込めそうだから。店舗に行くのは敷居が高い」(女性、45歳)
「ポイントだけで取引できると言う広告を見てちょっと興味がわいた」(女性、58歳)
一方の「利用したくない」派は、
「通信等の安全面で、新規の会社は信頼性が持てない」(男性、38歳)
「スマホのセキュリティや操作に不安感があるから」(女性、59歳)
「小さな画面での取引は、見落としや間違いが起きやすいように思うので」(女性、68歳)
「どちらともいえない」派の人は、
「スマホは消耗品で交換するスタンスが短いのでデータの引継ぎとか面倒(女性、58歳)
「今のところ投資にまるで興味がないが、やるとするならスマホでだろうから」(女性、31歳)
といった声があった。
「証券会社での取引状況」をみると、直近1年間に証券会社で取引した際、インターネットで取引した人は25.5%。そのうち、「パソコン用取引ツール」を利用した人は81.7%、「スマートフォン用のアプリ・ツール」を利用した人は36.1%だった。
スマホ証券は「いつでも、どこでも、低価格投資から」というメリットがある反面、直近1年間で取引した人は5%に過ぎないこともわかった。まだまだパソコン取引が根強いが、最近はテレビやインターネットでスマホ証券のCMを見ない日がないほど。利用者を増やしていきたいところだ。
なお調査は、2021年1月1日~5日に実施、1万15件の回答を集めた。