コロナ禍のマスクがマストアイテムな理由 第一線の研究者が「的確な選び方」を伝授

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   新型コロナウイルスの感染拡大が取り沙汰されるようになった当初の2020年3月ごろ、、マスクの着用率は低かった。

   それが今ではほぼマストアイテムとなり、そのことが欧米に比べて感染が抑えられた要因の一つとされている。

   感染症対策としてマスクが有効なことは広く認知されたようだが、コロナ禍が長引きマスクが必需品化するなか、材質の違いで効果に差があるとの議論が起きるなど、改めてマスクに対する注目が高まっている。そんなとき、「マスク選びの一助に」と出版されたのが本書「感染症時代のマスクの教科書 的確に選んで、正しくつける」だ。

「感染症時代のマスクの教科書 的確に選んで、正しくつける」(飯田裕貴子著、眞鍋葉子著)小学館
  • コロナ禍で、マスクは外出のマストアイテムに
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マスクの専門家と内科医の共著

   著者の一人、飯田裕貴子さんはマスク研究家の第一人者とされる。労働衛生工学が専門で、環境の調査や分析、コンサルティングを行う企業で、アスベストなどの粉じん対策で使用する呼吸用保護具研究に携わった。

   もう一人の眞鍋葉子さんは内科医。2011年、東京大学医学部附属病院、東京都健康長寿医療センターを経て、現在は都内のクリニックに勤務。最初の緊急事態宣言が発出された2020年4月7日、SNSで「コロナ感染から身を守る方法」という文章をまとめて公開して以来、情報発信を続けている。本書の冒頭には、眞鍋さんの「コロナ感染から身を守る方法」をイメージした矢部太郎さんのマンガが添えられている。

   本書では、眞鍋さんが新型コロナウイルスによる感染症について詳しく解説し、予防のために毎日の生活の中で、どう行動していけばよいのかをアドバイス。ウイルスの特性から、ウィズコロナの中ではマスクが欠かせないものであることを述べる。

   この眞鍋さんのコロナ禍の環境解説をうけ、飯田さんがマスクの基本から応用までを解説する構成だ。

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