IOCと小池都知事に見放された森会長、辞任にカウントダウン 後任はやっぱりあの人か?(2)

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森会長が思い続けた後任者は......

森会長の後任は安倍晋三前首相か?(2020年5月撮影)
森会長の後任は安倍晋三前首相か?(2020年5月撮影)

   ところで、森会長が辞任したら後任は誰になるのだろうか。森会長自身がひそかに考えてきた意中の人物がいるという。やはり「あの人」だ。

   毎日新聞(2月7日付)「森氏『説得受け』辞意翻す」で、同紙の鈴木琢磨記者が森会長の単独取材に成功している。その中で、森氏は鈴木記者にこう語っている。

「そもそも私は(五輪組織委という)官民の寄り合い所帯を3年くらいでまとめあげたらさっさと退いて、安倍晋三前首相に引き継げればと考えていたんです。それが長期政権になってかなわず、私が続けたのです。(一時辞任を考えた時)安倍さんの顔も浮かびましたが、開催まで半年と迫ったいまは迷惑だろうし...。」

   そして、世界中の「辞めろコール」のなか、居続けている苦悩を鈴木記者にこう吐露したのだった。

「孫娘が猛烈に怒っていて。寝られずに会社も休んだという。さっきも電話でこう言われました。『すぐ辞めて。もう命削ってまで仕事しなくていい。おじいちゃんが辞めなければ、私が会社辞める』と。ショックですね。つらいです」

   森会長は、ずっと後継者として安倍晋三前首相を考えていたわけだ。

(福田和郎)

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