IOCと小池都知事に見放された森会長、辞任にカウントダウン 後任はやっぱりあの人か?(1)

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「金メダル級の女性蔑視」に世界中のメディアが怒った

突然豹変して森喜朗会長を切り捨てたバッハIOC会長
突然豹変して森喜朗会長を切り捨てたバッハIOC会長

   このIOCの豹変ぶりには、海外メディアも呆れた。中日スポーツ(2月10日付)「IOC露骨な手のひら返し 森喜朗会長は『絶対的に不適切』風見鶏ぶりに海外メディア苦笑い」が、こう伝える。

「露骨な手のひら返しに世界も苦笑した。AP通信のハリス記者は『IOCは先週に、今回の問題は解決したものと考える、と言いながら、ここに来て絶対的に不適切と強烈な言い回しに変更。その一方で、いまだにモリを(会長職を続けるよう)後押ししている』と皮肉ツイート。同通信社は『IOCは今回の声明で自身のジェンダー平等の信頼性をアピールしている。しかし、IOC理事会の女性は15人中5人だ』と報じた。英BBC放送は『謝罪会見後、IOCは問題は解決したと言っていた。ただでさえ、コロナ禍での五輪開催に厳しい目が向けられるなか、(謝罪会見からの)5日間で、今回の問題が日本の組織委員会とIOCに大きな困惑とダメージをもたらしたということだ』と報じ、英ロイター通信も『IOCが異例の強い干渉を行った』と伝えた」

   IOCが森会長にダメ出しをした背景には、ますます燃え盛る海外メディアの非難の広がりがある。

   朝日新聞(2月10日付)「『金メダル級の女性蔑視』森氏発言、海外でも批判続々」が、こう伝える。

「『金メダル級の女性蔑視』。国際人権団体『ヒューマン・ライツ・ウォッチ』は声明で森氏の発言をそう論評した。声明は、複数の医大が入試結果を操作して女性の合格者数を抑えたことや、女性が結婚後も元の姓を名乗ることが難しいこと、性暴力被害を訴えにくいことに触れ、日本社会に今も根強く残る女性差別の是正に本腰を入れるよう求めた」
「仏紙ルモンドは森氏の発言を『年老いた日本の指導者たちの(男女間の不平等についての)深い無理解ぶりを示すものだ』と報じた。英日曜紙オブザーバーは、英国の地方議会でオンライン審議中に暴言を吐いたり怒鳴ったりする男性議員を女性職員が画面から退場させた事例を紹介。『このビデオクリップを誰かモリヨシロウに見せてあげてほしい』とつづった」
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