「女性差別を認めたのかと企業イメージ悪化の恐れ」
いずれにしろ、森喜朗氏が会長に居座っている現在、ネット上ではスポンサー企業に「期待」する声がたかまっている。
「スポンサーも、ただでさえ莫大なスポンサー料金を組織委員会に支払ってきて、1年の延期で追加支出、普通ならオリンピック開催半年前のこの時期、テレビで大会盛り上げのCMをガンガン打ち、売上アップにつなげることができたはず。それができずに森会長のこの迷惑千万の発言。世界的にもスポンサーでいることがマイナスに働きかねないという状況。やってられないだろうな。といって今さらスポンサーを辞退するわけにもいかず、愚痴のひとつも言いたくなるよな。はっきり辞任してくれと言えばいいのに」
「森さんを辞任させるにはスポンサー企業が声をあげないとダメだ。このような差別発言は世界に展開している企業にとっては大問題だ。きちんと企業として森会長では困るという発言を大きく発信しないと、大ダメージにつながる恐れがある」
「日本国内だけならこれまで通り、このままなんとなくやり過ごしてお終いにできたかも知れませんが、欧米のきちんとした新聞や放送局でも報道されてしまいましたからね。特に海外でも事業をしている企業にとっては『黙っているのは女性差別を認めているということ』と認定されますよね。企業としたらものすごくまずいこと。欧米はそのあたりは厳しいから、クレームは当然。もっと組織委員会に言っちゃってください!」
「橋本聖子五輪担当大臣に小池百合子都知事。女性の代表として辞任を求めるどころか、何もお咎めもなし。だから森会長があんな発言をできるんだよね。ここは日本国民の民意を代表して森会長に引導を渡せられるのはスポンサー企業さん、あなたたちしかいないと思います」
(福田和郎)