ビットコインはなぜ400万円まで上昇したのか?(ひろぴー)

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   2021年初めに、ビットコインが一時的に400万円を突破し、話題となりました。

   以前からビットコインに投資していた人は、感慨深いのではないでしょうか。また、今回の「400万円突破」のニュースを聞き、ビットコインの購入を決意した人も多いでしょう。ところで、ビットコインはどうして400万円まで上昇したのでしょうか?

   今回はその理由について説明します。

結論! ビットコインが「インフレヘッジ」として買われ始めた

   ビットコインが400万円まで上昇した理由は、ズバリ! 「インフレヘッジ」として企業や運用会社が購入を始めたからです。

   「インフレヘッジ」とは、インフレ(物価の上昇)によって、通貨の価値が相対的に減少するリスクを回避することです。代表的なインフレヘッジの投資先としては、貴金属や不動産が挙げられます。

   今回は、企業がインフレヘッジとしてビットコインを購入した、2つの事例を紹介します。

   老舗の米保険会社がビットコインを100億円以上購入。2020年12月10日に、マサチューセッツ・ミューチュアル(マスミューチュアル)生命保険は1億ドル(約104億円)のビットコインを購入したと、発表しました。

ビットコインの日足チャート(期間:2020年7月28日~2021年1月28日)
ビットコインの日足チャート(期間:2020年7月28日~2021年1月28日)

   加えて、500万ドル(約5億2000万円)を、投資ファンドのNYDIG(New York Digital Investment Group)に投下したと発表しました。

   マスミューチュアルは169年の歴史を持つ保険会社で、そこがビットコインに投資したというニュースは多くのメディアに取り上げられました。

   顧客が支払った保険料を、ボラティリティが高いビットコインで運用するのは、一見危険に感じます。しかし、マスミューチュアルは、新型コロナウイルス(CO-VID19)の世界経済への打撃により、法定通貨にインフレが起きることを懸念し、今回のビットコイン購入にいたったのでしょう。

ひろぴー
FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、「FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイ!FX」や「みんなの仮想通貨」などのポータルサイト大手での執筆活動にも精力的に取り組んでいる。2015年からは仮想通貨の可能性に注目。仮想通貨への投資を開始した。香港系プライベートファンドにも運用している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。
・仮想通貨ブログ ビットコインFX:https://bitcoin-fx.jp/
・初心者もできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト:https://btc-eth.jp/
・Twitter:ひろぴーFX@仮想通貨@hiropi_fx
児山 将(こやま・しょう)
2009年の大学4年時にFXをはじめ、一度は飲食店の店長として働くも相場に関りたく金融メディア大手に就職。記事執筆とサイトのディレクションを行う。FX以外にも、株、指数、オプション、商品、仮想通貨など多岐に渡る商品を取引。現在はフリーランスとしてサイト制作やコンテンツ制作を行いながら個人投資家として活動する。
・Twitter:児山 将@goahead5055
・初心者でもできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト https://btc-eth.jp/
姉妹サイト