最大の強みは年1万2000円の節税効果
ここまでの話だけだと毎月2万3000円をつみたてNISAでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資しているのと同じだ。どちらも利益にかかる税金は非課税だ。でもiDeCoの強みはこれだけではない。投資した金額が所得から控除されるのだ。
どれぐらいの節税効果があるかはiDeCo公式サイトで簡単にシミュレーションすることができる。たとえば38歳のぼくの場合、平均年収522万円だとすると、どれぐらいの節税ができるのか試算してみた。
1年間でiDeCoを利用した場合としない場合を比べて、所得税は2万7600円、住民税は2万7600円で、合計で5万5200円、本来払うべき税金が少なくなるという結果が出た。
このような節税効果は、つみたてNISAにはない。ぼくがiDeCoで投資に回している金額は月々2万3000円×12か月=27万6000円だ。運用成績とは関係なく約28万円投資して税金が約5万5000円安くなっているのだから、見方を変えれば毎年必ず約5万5000円の利益を出す投資をしていることになる。
すごい......。もちろん、iDeCoは老後資金なので引き出せるのは60歳以降であるという条件付きの運用にはなるが、それを差し引いても老後のための資産形成として、ありがたい制度だと感じる。まだ始めていない人も、一度検討してみてはいかがか。(あっきん)
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