海外の人も五輪反対! リプ欄は「アホ!」「中止だ!」の大合唱
相次ぐ森会長の「暴言」を、海外の人たちはどう受け止めているのか。そもそも、コロナ禍での東京五輪開催に賛成なのか、反対なのか......。一般の人たちの「世論」を求めて海外メディアのコメント欄やリプ欄をのぞいてみました。その一部をご紹介します。
まずは、森会長の「女性差別発言」を伝えるニュースへのリアクションです。世界中の人たちが怒りを通り越してあきれかえっている姿が目に浮かびます。
So stupid(とんでもないアホだ)
Ridiculous(ふざけている)
Cancel Olympics!(オリンピックを中止せよ)
This is not the 1930's(1930年代じゃないぞ)
Get this dinosaur out(この恐竜を放り出せ)
He should be nowhere near something like Olympics(彼をオリンピックに関わらせてはいけない)
「女性差別発言」の数日前には、「コロナがどんな状況でも五輪はやる」「中止や延期を求める『世論』が問題だ」と発言していた森会長。この発言への「リアクション」も炎上ぎみです。
It only underpins that sport and money are more important than human life
(スポーツや金は人の命よりも大切だということだな)
What a waste of money(なんという金のムダ使いだろう)
Could be a disaster(災害を引き起こすだろうな)
Didn't Japan just extend their state of emergency?(日本は緊急事態宣言を延長したばかりじゃなかった?)
森会長が発言すればするほど、オリンピックの価値そのものが揺らぐという皮肉な状況になっています。東京五輪中止への究極のオウンゴールではないでしょうか。
それでは、「今週のニュースな英語」は「be known for」(~で知られている)を使った表現です。森会長は「失言癖で知られている」と報じられましたが、褒める時にも使います。
This company is known for 150 years(この会社は150年も歴史がある)
This company is known for innovative products
(この会社は革新的な商品で知られている)
This company is known for being among the best in the world
(この会社は世界最高の一つだと知られている)
東京五輪開催に向けて「『世論』が問題だ」と非難した森会長。メディアへの反応を見る限り、残念ながら森会長を支持する「世論」は、世界中どこにも見当たらないようです。(井津川倫子)