東京五輪反対に自ら火に油を注ぐとは! 森喜朗会長の「差別発言」に海外メディアが呆れ返った(1)

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「五輪組織委が東京に巨大な中指をおっ立ててみせた」

   森会長は、ほかにも問題発言をしている。2月2日、自民党本部で開かれた党スポーツ関連部会の合同会議に出席し、こう発言したのだ。

「新型コロナがどういう形であろうと、私たちは必ずやり抜く。やるかやらないか議論するのではなく、どうやるかだ」

   これには、日本国内だけでなく海外メディアも呆れた。海外メディアの報道ぶりをまとめた中日スポーツ(2月3日付)「東京五輪:森喜朗会長の『必ず開催」発言に世界メディアあぜん 日本の人々に対する顔面への平手打ち」が、こう伝えている。

「『やるか、やらないかの議論ではなく、どうやるか』。これに世界のメディアがかみついた。『五輪組織委が東京に巨大な中指をおっ立ててみせた』とは、豪州のニュースドットコムau。相手に中指を立ててみせるのは、西洋社会では最大の侮辱を意味するジェスチャーだ。同サイトは森会長の一連の言葉を報じ『東京五輪のボスが緊急事態下にある五輪の運命について公然と〈とんちんかん〉な主張をした』と伝えた」
「AFP通信も森会長のコメントを伝え、『大会開催の絶対的な決意表明は、日本の人々に対する顔面への平手打ちだ。日本の人々は大会を推進したくないという意志を(世論調査などで)世界に発信している』と冷徹に報じた。インドネシア放送局CNBCは『コロナ変異株の脅威にさらされる中、東京五輪はゴーサイン!』の見出しで『世界の多くの国々が再びロックダウンを強いられているなか、森会長の口調は自信満々だった。それなのに、外国人観客は来日可能なのか、多くの重要な決断はいまだ五里霧中。日本は2月末までワクチン接種が開始されない』と報じた」

   森会長の発言は、世界中でヒンシュクを買っているのである。

(福田和郎)

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