「お菓子のホームラン王」ナボナが世界へ飛躍! 亀谷万年堂がシャトレーゼHDの傘下に

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新たな「化学反応」に期待

   そんな亀谷万年堂を子会社化したシャトレーゼHDは、ケーキなどの洋菓子店を、国内 556店舗、海外8か国・地域で90店舗を展開。菓子事業のほか、ワイナリーやリゾート、ゴルフ場事業を企画管理している。

   シャトレーゼHDの広報担当者は、

「弊社の販路に、亀谷万年堂という新たなブランドが加わりました。同社のブランドや商品などは、引き続いて継続して参ります。また、今後は新たな『化学変化』を求め、社業に邁進してまいる所存です」

と話す。さらに、

「弊社は山梨県甲府市に本社があるのですが、おいしい水や牛乳、卵といった素材の品質には自信があります。そういった部分も含め、コストパフォーマンスやスケールメリットがあると考えています」

と、融和による相乗効果を目指す。

   一方、亀谷万年堂の広報担当者は、

「弊社のブランド力に対し、大きな評価をいただいたと思っております」

と話す。「ナボナ」をはじめとした主力のブランド商品はそのまま維持され、また社員の雇用も維持されるという。

   同社は現在、東京都内と神奈川県内に29の直営店を展開。加えて一部の量販店に出店しているが、シャトレーゼHDの子会社になったことで、本格的な全国展開が可能に。そればかりか、海外展開も視野に入ってくる。ナボナが、「世界のお菓子のホームラン王」になる日はそう遠くないかもしれない。

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