多くの人は一つのキャラしか持っていない
みなさんがふだん職場で何気なく使っている言葉や接し方といったコミュニケーション全般によって、仕事上のキャラクターは必ず確定しているはずです。
世の中にはごく一部、とても器用な人がいて、職場の状況に応じてキャラクターを使い分ける人がいます。しかし、多くの人たちは一つのキャラクターしか持っていません。そして、誰に聞いてもその人の特徴は共通しているものです。
たった一つのキャラクターが、何気ないコミュニケーションで決まってしまっているのです。そのコミュニケーションが、自分の思いどおりに伝わっていないとしたら、それほど最悪なことはないのではないでしょうか。
コミュニケーションをする際に、「よかれ」と思ってやっていることが裏目に出ているケースは意外と多いものです。そうならないためにも、自分がどのように思われたいか、そう思われるために使っているコミュニケーションのとり方が本当に正しいかどうかを、検証したほうがいいでしょう。(高城幸司)