がむしゃらに節約することはない
次に余計な出費を見つけましょう。意外と不要なサービスにお金を払い続けていることがあります。毎月サブスクリプションで払い続けている英語学習のアプリ、留守番電話サービスなど、携帯電話の料金明細をじっくり見てみると、使っていないけど払い続けているサービスはありませんか?
地味な作業ですが、見直してみましょう。
また、1回あたり数百円の出費も、チリも積もれば山となります。「なんとなくコンビニに行って、おいしそうなので思わず買ってしまった」。こんな経験もあろうかと思います。「なんとなく」という、この習慣を見直しましょう。
たとえば、「今年はコンビニに行かない」と決めてしまうのもいいでしょう。また、ちょっと小腹が空いたときのファーストフードや、コロナ禍で減っていると思いますがお酒のあとのラーメン......。これはメタボの原因にもなりますし(笑)、辞めておきましょう。外出機会が減った今年こそ、「なんとなく」の習慣を改めるいいチャンスだと思います。
お金を貯めるといっても、必ずしもがむしゃらに節約することはありません。生活の中に満足感を得ることも大切だと思います。お金を使ったという満足感がないのに、なぜかお金が減っているのは悲しいですよね。せっかく同じお金を使うのならば、満足感が得られる使い方にしたいものです。
ダラダラと惰性でお菓子を食べるよりも、食べたい時においしいと思いながら、少し高級なお菓子を食べたほうが満足度も上がります。たとえば、毎日100円のお菓子を30日、たまに高級なお菓子500円を6回、同じ3000円でもまったく満足度が変わるはずです。
Nさんも毎日第3のビールを飲むより、週末にご褒美としてビールを飲んだほうが満足度も上がりませんか? 健康のためにも一石二鳥ですよ。
2020年末から21年初めにかけて、
「あの時、ビットコイン買っておけばよかった」
「株価は(2020年)3月が底だったな...」
「上がるとは思っていたけどお金がなくて買えなかった」
悔しい思いを抱えた方が少なからずいらっしゃるかと思います。ただ、チャンスをつかむには、やはりお金の備えが必要です。そんなチャンスをつかむためにも、貯蓄と同時にお金の勉強もしておきましょう。(ひろ子ママ)