「結婚しようと思える」年収、ハードル上がる?
コロナ禍の影響を受けた「懐具合」は、「結婚」への考え方も変えたようだ。回答者(1000人)に、「結婚しようと思える世帯年収額」を聞いたところ、「どんなに少なくても結婚しようと思える」と答えた人は14.9%。また、「年収500万円あれば結婚しようと思える」と答えた人は、ほぼ半数の47.9%。前回調査では「年収500万円」までで「結婚しようと思える」割合は56%だった。
一方、「年収600万円あれば結婚しようと思える」と答えた人は57.5%。つまり、20代の5割以上が相手の年収のハードルを「600万円」までと考えているようだ。同社では、「コロナ禍前より結婚へのハードルが上昇した」と指摘している。
さらに、「年収がどんなに多くても、結婚したいと思えない」と回答した人も21.8%と、前回調査(13.9%)と比べて7.9ポイント上昇しており、こうしたこともコロナ禍がもたらした雇用や収入に対する不安が、結婚についての意識に影響している表れとみられる。
なお、「20 代の金銭感覚についての意識調査 2021」は 2020年11月6日~9日に、全国の20~29歳の男女を対象にインターネットで実施。1000サンプルの有効回答(男女とも20代前半と後半250人ずつ)を得た。前回調査は19年12月の「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2020」。SMBCコンシューマーファイナンスが1月14日に公表した。