バイデン米大統領が就任。新型コロナウイルス感染症対策や追加経済策への期待感で、米ニューヨーク株式市場は底堅い動きをみせている。ワクチン接種に一段と進めば、ドル買いが進む可能性も強まる。そうしたなか、2021年1月26~27日にかけて、今年最初の米FOMC(米連邦公開市場委員会)が予定されており、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長の発言が注目される。
また、企業の決算発表がはじまり、2月半ばまで続く。どうなる!? 年末年始の株式・為替マーケット!
東京株式市場 2万9000円台を狙う
日経平均株価予想レンジ:2万8000円~2万9000円
2021年1月22日(金)終値 2万8631円45銭
今週の東京株式市場の日経平均株価は、もみ合い相場か。
前週の日経平均株価は、もみ合いが続いた。米国でのバイデン新大統領就任式を無事通過したことで材料出尽くしとなった一方で、新型コロナウイルスの感染拡大が相場の上値を抑える要因になっている。
今週も日経平均株価は、もみ合いとなりそうだ。2万9000円台乗せを狙う局面もありそうだが、新型コロナウイルスの感染拡大が相場の上値を抑えている。加えて、日経平均株価が2万9000円に近づけば、利益確定売りも予想される。
大きなイベントを通過したことで、企業の決算発表を見据えた個別株物色の動きが強まりそうだが、相場の方向感はやはり新型コロナウイルスの感染拡大の動向次第だろう。