モチベーションアップは「内発的動機づけ」が必要 「おもしろい」「楽しい」を発見する!(西野一輝)

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「モチベーション曲線」を書いてみる

   このように自分で「おもしろい」「楽しい」ことがわかっている人は、自分なりのコントロールで目標を立てることが容易いのですが、問題は「おもしろい」「楽しい」が見つかっていない人かもしれません。

   自分は何をすれば「おもしろい」「楽しい」と感じることができるのか? それがうまく見いだせない。そのような人は自分でモチベーション曲線を描いてみたらいいかもしれません。

   モチベーション曲線は、過去の仕事ぶりを時系列に振り返り、その時々の感情の揺れ動きを縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間として描き出すものです。思い出せる半年くらいの期間で描いてみましょう。そのときに曲線が大きく下がったところから、上に上がり始めたところ=ターニングポイントに注目してください。

   どうしてモチベーションが上がったのか――。それは「おもしろい」「楽しい」ことが起きたからではないでしょうか。そのときの仕事ぶりを詳細に思い出してみましょう。そこに動機が潜んでいるはずです。(西野一輝)

西野一輝(にしの・かずき)
西野一輝(にしの・かずき)
経営・組織戦略コンサルタント
大学卒業後、大手出版社に入社。ビジネス関連の編集・企画に関わる。現在は独立して事務所を設立。経営者、専門家など2000人以上に取材を行ってきた経験を生かして、人材育成や組織開発の支援を行っている。
著書に、「モチベーション下げマンとの戦い方」(朝日新書)がある。
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