「モチベーション曲線」を書いてみる
このように自分で「おもしろい」「楽しい」ことがわかっている人は、自分なりのコントロールで目標を立てることが容易いのですが、問題は「おもしろい」「楽しい」が見つかっていない人かもしれません。
自分は何をすれば「おもしろい」「楽しい」と感じることができるのか? それがうまく見いだせない。そのような人は自分でモチベーション曲線を描いてみたらいいかもしれません。
モチベーション曲線は、過去の仕事ぶりを時系列に振り返り、その時々の感情の揺れ動きを縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間として描き出すものです。思い出せる半年くらいの期間で描いてみましょう。そのときに曲線が大きく下がったところから、上に上がり始めたところ=ターニングポイントに注目してください。
どうしてモチベーションが上がったのか――。それは「おもしろい」「楽しい」ことが起きたからではないでしょうか。そのときの仕事ぶりを詳細に思い出してみましょう。そこに動機が潜んでいるはずです。(西野一輝)