必読! 2021年の目標を叶えたい人 知って得する「カラーバス効果」ってなに? (入澤有希子)

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   なんだか目に止まってしまう広告って、ありますよね。

「今年こそダイエット!自宅でできるトレーニング」
「子育て世代必見!住宅情報」

など、自分が日頃意識していることが目の前の広告に書かれていたら、ついつい見てしまったという経験のある方は多いと思います。

   「カラーバス効果」という言葉を聞いたことはありますか?

   カラーバス効果とは、ある一つのことを意識すると、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まる現象のことです。カラーバスとは「color(色)」を「bath(浴びる)」という意味です。

  • 色には「カラーバス効果」がある!(写真はイメージ)
    色には「カラーバス効果」がある!(写真はイメージ)
  • 色には「カラーバス効果」がある!(写真はイメージ)

カラーバス効果を営業や広告作りに活かす

   カラーバス効果とは、次のような時に起こります。たとえば、「今までの5分間で、あなたが見た赤いものを書き出してください。」と言われても、ひとつかふたつ答えられればいい方だと思います。ですが、「今から5分で、あなたが見た赤いものを書き出してください。」と言われると、スラスラ書けるはずです。

   意識するものをしっかり決めると、その情報が飛び込んできます、色も同じで、ふだんはなかなか意識しない色でも、意識して見れば、その色が街中に溢れていることがわかります。実際、下の写真を見ても、赤が気になるかもしれません。

街は色であふれている!(写真は、渋谷スクランブル交差点)
街は色であふれている!(写真は、渋谷スクランブル交差点)

   このように人は、自分が意識していることを中心に、モノを見ています。このカラーバス効果を使えば、営業や広告作りに活かすことができます。

   たとえば、「キャンペーンを成功させたい」「売り上げをあげたい」と思った時に、営業側が「成功」「売上」など自分達のメリット考えると、過剰なアプローチに走ってしまうかもしれません。ですが、「お客様は今何を求めているのだろう?」と相手目線の情報を集めると、施策の内容が具体的になってくるはずです。

   自分がふだん意識しにくい情報を集める時に、カラーバス効果を使って、本当に必要な情報を集めるようにするのがオススメです。

入澤有希子(いりさわ・あきこ)
入澤有希子(いりさわ・あきこ)
パーソナルスタイリスト
美容専門学校・高等学校色彩学講師
ミスユニバースビューティーキャンプ講師、テレビの変身企画スタイリストなどを経験。フリーランスでパーソナルスタイリストをしつつ、最近はベンチャー企業でセカンドOLデビューを果たした。働くママの大変さを実感し、働くママ100人へのインタビュー活動「we MAMA」を立ち上げる。さまざまな働き方があることを伝える活動も実施中。法政大卒。37歳。
ブログ https://ameblo.jp/akiwasa/
ホームページ https://daily-ands.jp/authors/573a7efc73f3212f79f6339b
we MAMA https://note.com/we_mama
著書に「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」(Kindle版)がある。
姉妹サイト