小沢一郎氏も「あまりに残酷な物言い」と激怒した麻生財務相の「一律の10万円給付はやりません!」

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「菅総理は言葉が響かないが、麻生氏は悪い意味で響きすぎる」

「残酷な物言い」と麻生氏を批判した小沢一郎氏(2016年撮影)
「残酷な物言い」と麻生氏を批判した小沢一郎氏(2016年撮影)

   今回も、麻生財務相の発言には批判の声が上がっている。ただし、その給付金支給の是非より、「ものの言い方」に反発する人が多いようだ。

   1月20日放送の日本テレビ系情報番組「グッとラック」では、キャスターの落語家の立川志らくさんは、こうコメントした。

「言い方がちょっとねえ、菅総理は言葉が響かないけど、この方の場合は悪い意味で響きすぎる。もっとほかに言いようがあると思うんです。『税金を年貢だと思っているんじゃないか』といった臭いがプンプンしてくるんですよね」

   コメンテーターのお笑い芸人、田村淳さんもこう語った。

「よく聞けば理解できることを言っていますが、もう少し国民に寄り添う言い方や態度をすればいいのにと思いますね。政治家が国民にどうやってメッセージを出すかは大事です」

   立憲民主党の小沢一郎衆院議員も1月19日に、ツイッターへこう投稿した。

「一律10万円の再給付『するつもりはない』麻生財務相。物には言い方がある。食べ物にも事欠く方々は確実に増え、炊き出しも目立つ。政治が寄り添うべき時に、財政上の都合によりすべての可能性を簡単に否定するのはあまりに残酷な物言い。大体国民のお金である」

と批判した。

   ネット上でも、こんな怒りの声があふれている。

   生活困窮者の支援活動をしているNPO法人ほっとプラス理事の藤田孝典氏は、現金10万円の一律支給を求めて、こう投稿した。

「米国では3回目の現金一律給付が約14万円で実施予定だとバイデン次期大統領の陣営が述べています。日本では生活困窮者が増えており、昨年の10万円の給付1回だけで自粛しろ、外出するな、政府に協力しろ、ということが通用するでしょうか。生活困窮者は日増しに増えており、毎日、多くの相談者が生活苦に耐え切れなくて相談に来ているのです。緊急事態宣言下のいま、『生活を支えるために政府が給付に向けて準備している。安心してほしいし、もう少し辛抱してほしい』とメッセージを出せば、どれだけ救われる人がいることでしょう。改めて再支給を強く要請します」
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