きょうは50代のIさんです。
「新しい年を迎えましたね。少し前に娘から『風の時代』になったから、『お父さんは今のままじゃダメだよ。もっと自由に個性を大事にしなきゃ』なんて言われました。朝の情報番組の占いくらいは見ますけど、会社の人とはそんな話はしませんし、占いなんて、ふだんは気にしていませんよ。でも、コロナ禍でボーナスも減って、とはいえ副業は禁止です。まだまだコロナ禍は収まりそうもないですし、今年は何か変えたい、行動を起こしたいと思っています」
「風の時代」にはいろいろある
Iさん。「風の時代」は占いではなく、大きなパラダイムシフトが起きる時代をいいます。時代の流れが変わる時だと、とらえてみてはいかがでしょう。Yahooニュースにも記事が取り上げられていますし、変化の時代になっているのかもしれません。
参考リンク:「3分でわかる風の時代。生き方、仕事、恋愛、結婚はどうすればいい?」
コロナ禍で世界が変わっていることは、誰もが感じていることだと思います。さらに、Iさんは「今年は行動を変えたい」とおっしゃっているので、信じるか信じないかは別にして、せっかくなので時代の流れに乗ってみてはいかがでしょう。
「風の時代」で検索すると、たくさんの記事が出てきますよね。今回はIさんに合ったキーワードを何点かお伝えしたいと思います。
◆ 自分の個性を出す
新卒から、ひとつの会社に勤めているIさん。これまでは「○○会社のIさん」という肩書きの中で生きて来られたと思います。副業禁止とのことなので、今すぐ社外でお金を稼ぐことはできませんが、仕事以外の肩書きを考えることをオススメします。
たとえば、ガジェットが好きであれば「50代のガジェット好きおじさん」、甘いものが好きであれば「毎日スイーツを食べるが太らない50代おじさん」など「おじさん」は私が勝手にネーミングしただけなので(笑)、Iさんが自分自身にはどんな特徴・キーワードがあるのかを考えてネーミングしてみてください。
自分のことを発信することもオススメですが、そこまでは勇気がないという方は、自分の興味のあることを発信している誰かのSNSの投稿にコメントしてみたり、映画の感想を書いてみたりと、会社以外のところに少しずつ情報発信してみましょう。自分の個性を出すということは、自分の意見を伝えるということにも繋がります。
風の時代のキーワードを自分に当てはめてみよう
◆ひとつのことに縛られない
会社や居場所だけでなく、考え方や価値観についても、キーワードは当てはまります。これまでも少しずつ、物事や考え方が多様化する流れになっていましたが、今後さらにいろいろなことが多様化していくと、いわれています。
そうなると、「こうあるべきだ」という自分の中の価値観だけでは通用しなくなっていきます。Iさんも娘さん世代で流行っているトレンドに興味を持ってみたり、女性の考えを聞いてみたり、これまでと違った行動をとってみてください。
自分と違う考え方や価値観を知るには、誰かと話したり、調べたり、情報収集も必要です。コロナ禍で、なかなか人に会えない状態が続きますが、オンラインなどを積極的に活用してみましょう。
オンラインなんて活用したくないと、頑なに拒否してきた人もいるかと思います。2000年初めにスマートフォンが世に出てきた時も、「スマホは絶対使わない」と言っていた人がいましたが、今はスマホを使っている、使わなければならなくなっていると思います。
頑固な性格は変化に対してはマイナスに働くことが多いので、何事もなかったかのようにオンラインツールに挑戦してみてはいかがでしょう。
つまり、「風の時代」に乗るには「個人の意識と行動」がポイントになりそうです。
風の時代だから、風の時代の生き方をしていくというよりも、時代の変化を感じ、その変化を受け入れ行動していくことが大切だと思います。
だからといって、個性を生かす時代だから、独立してフリーランスや起業するべきだというわけではありません。自分の中でどんな働き方が合っているのか、どんな働き方が満足できるのか、自分に合った選択をしていきましょう。
Iさんも、時流に乗った行動変容を試みてはいかがでしょう。(ひろ子ママ)