社会も就活も、こんなふうになったらいいな
「ふつうはこうだから」「みんなそうしてるから」なんてセリフ、消えてしまえばいいのにと半ば本気で思う。就活にも、働き方にも、生き方にも、「ふつう」なんてものもなければ、「ふつうじゃない」なんてことだってないはずで。当然100%の答えだってないし、自分に合っている「答えらしきもの」を自分の力で、時には周りの力も借りながら、模索していくしかないんじゃないかなと思う。
今わたしが「シュウカツ」という言葉を聞いてイメージするのはどうしても、ほとんどお揃い状態の真っ黒いスーツに身を包んだ集団だ。けれどもそのスーツの下には、みんながそれぞれちがった色を隠している。「ふつう」なんて言葉ではひと括りにできない、みんながそれぞれ「ちがい」を持っているのだ。そんな一人ひとりの色(カラー)が少しでも顔を出すような、出すことができるような就活に進化していったら、少しは「シュウカツ」という言葉に息苦しさを感じなくなるのかな。
その人が持つ「色」の背景や成り立ち、そして相手と自分との違いを、「素敵だね、あなたはこれまでどんな選択をしてきたの?どんな人生を歩んできたの?」って認め合えるような社会が来ることを願って。(叶多凛)