最後の「後出しジャンケン」楽天が何を仕掛けてくるか
また、こんな要望を出す人が多かった。
「3社とも20GBにしているが、スマホをあまり使わないライトなユーザーからすると、『10GBで月額1480円』みたいなプランが出てきたらうれしい。どこか出してくれないかな?」
「20GB使う人なんて家にISP(インターネットサービスプロバイダー)がない人なら必要だろうが、職場と自宅で携帯網使わない人なら5GBあれば十分。『5GBで月額980円』に10分通話無料プラン・オプションで500円が欲しい」
こういう要望については欲張りすぎという意見も多かった。
「ドコモ、au、Softbankの3ブランドとも、キャリアメールなし、ショップ対応なしの実質サブブランドなので、容量が大きすぎるのならMVNO(格安スマホ)にしてもいいんじゃないですか? イオンとかなら店頭対応もあるし」
「3社は設備投資やそのメンテナンスのために人件費も払っているから、これが限界。『これ以上安く!』はわがままの部類に入ってくる。格安に目を向ければ使わない人向けのもっと安いプランがいくらでもあるよ。まさかデータ通信はそんなに使わないのに通信の品質は最高級がいいとか、そんな要求するわけじゃあるまい?」
今後、各社の値引き競争はどうなるのか。こんな意見があった。
「こう各社出揃うと、やはり後出しのauが一番バランスは取れている気がする。逆にソフトバンクはサブブランド一個潰してまでやったのに、ネーミング以外は目立たなくなってしまったので、早まったかな。好評のサービスは真似するのがこの業界なので、競ってよいものにしてもらえればいいかと」
「年寄りとIT音痴はショップサポートのある従来のプランを、そうでない人はpovoを。シンプルで良いと思う。Apple watchがpovoで使えたら、最強だな」
「auは頭ひとつ抜きに出ましたね。通話をほとんど使わない若者は飛びつく可能性は高いですね。au回線利用というのも大きい。あとは最後の後出しジャンケンになりそうな楽天モバイル。プラン内容によっては大崩れしそうですね。価格競争に火をつけた張本人なのですが、総務省はほったらかしですかね」
(福田和郎)