2021年はパンデミック後の世界に入る! 「日本は優位」菅政権がパニックに陥らなければ、だが...【世界を占う】(小田切尚登)

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

欧米より圧倒的に感染者数が少ない日本

2020年の日本経済はコロナ禍の影響で大きくやられてしまった(写真はイメージ)
2020年の日本経済はコロナ禍の影響で大きくやられてしまった(写真はイメージ)

   最後に日本だが、2020年には残念ながら経済は大きくやられてしまった。

参考リンク:「コロナ禍の2020年 欧米に比べて感染者少ない日本、それなのに経済は......(上)」(J-CASTニュース 会社ウォッチ 2020年12月31日付))

コロナ禍の2020年 欧米に比べて感染者少ない日本、それなのに経済は......(下)」(J-CASTニュース 会社ウォッチ 2020年12月31日付))

   しかし、欧米よりも圧倒的に感染者数が少ないので、その強みを上手に活かしていければ、経済面でも優位な立場に立てるはずだ。欧米は日本よりずっと深刻な状況にあり、ロックダウンなどの極端な政策をとったりしているので、全面的な回復にはより長い時間がかかってくる。

   菅義偉首相が新型コロナウイルスに対してパニックに陥らず、現実的な対処を続けていければ、日本の優位性は今後も保たれるだろう。(小田切尚登)

小田切 尚登(おだぎり・なおと)
小田切 尚登(おだぎり・なおと)
経済アナリスト
東京大学法学部卒業。バンク・オブ・アメリカ、BNPパリバなど大手外資系金融機関4社で勤務した後に独立。現在、明治大学大学院兼任講師(担当は金融論とコミュニケーション)。ハーン銀行(モンゴル)独立取締役。経済誌に定期的に寄稿するほか、CNBCやBloombergTVなどの海外メディアへの出演も多数。音楽スペースのシンフォニー・サロン(門前仲町)を主宰し、ピアニストとしても活躍する。1957年生まれ。
姉妹サイト