38%が「クルマ離れ、自分にあてはまる」
全回答者に、クルマ(バイクを除く)を持っているか聞いたところ、「自分のクルマを持っている」は14.4%だった。また、「自分のクルマの購入予定あり」が9.4%、「購入予定はないが、いずれは欲しい」は44.1%で、これらを合わせ「購入予定または意向あり」の割合は53.5%だった。
マイカー所有者はまだ少数派だが、将来の所有には前向きな人が多いことが示された。「購入するつもりはない」は32.1%だった。
「自分のクルマを持っている」割合を男女別・居住地別にみると、男性では都市部は15.9%、地方は13.2%と、都市部のほうがやや高くなったのに対し、女性では都市部は7.7%、地方は18.3%と、地方のほうが高かった。
「購入するつもりがない」と回答した32.1%(321人)の人に、その理由を聞いたところ、「購入費用を負担に感じるから」(53.3%)が最多。次いで、「燃料代や修理費など、維持費がかかるから」(35.8%)、「交通事故・トラブルを起こしたくないから」(33.0%)、「クルマ以外の移動手段が充実しており、クルマに乗る必要性がないから」(29.9%)、「交通事故・トラブルに遭いたくないから」(27.7%)―― と続いた。
全回答者に「若者のクルマ離れ」への意識を聞いくと、「『若者のクルマ離れ』とは自分自身のこと」に、「あてはまる」としたのは37.8%。新成人には、クルマ離れを自覚している人が少なくないことが示された。 また、「クルマを所有する経済的な余裕がない」ことについて、61.9%が「あてはまる」と回答。所有割合との対比で「クルマを持ちたいと思っていても、経済的なゆとりがないためにあきらめてしまっている方が多いのではないでしょうか」と、ソニー損保はみている。
なお調査は、2020年12月2日~9日に実施した。