親指でずらし中指ではじく動作をリズミカルに
日本銀行が昨年(2020年)12月27日にYouTube上に公開した「お札の数え方を学べる動画『おうちで、さつかん』を見ると――。
まず、お手本を披露してから、その後にスローで見せながら字幕付きで丁寧に解説している。最初は「横読み」の方法から。
(1) お札の束を人差し指と親指の間に軽くはさむ。(写真 横読み1)
(2)お札の束をひねりながら右手親指でお札の表面を押し上げ、裏面では右中指で引く。すると、少しずつ扇形になっていく。(写真 横読み2)
(3)左手は右手の動きと逆に動かすのがコツ。どんどん扇形が広がっていく。(写真 横読み3)
(4)扇形が十分に広がったら、右手親指でお札を5枚単位で取りながら数えていく。(写真 横読み4)
一方、「縦読み」の方法はこうだ。
(1)左手の人差し指から小指までを軽く曲げた状態にして、お札を人差し指と中指の間に軽くはさむ。(写真 縦読み1)
(2)右手でお札をずらしながら広げる。(写真 縦読み2)
(3)お札を広げる時の中心の位置は、人差し指の第一関節付近になるのが基本だ。(写真 縦読み3)
(4)表面が3分の2以上見えるように折り返し、左手親指で軽く押さえ、ハリを持たせると、少しずつお札がずれて数えやすくなる。(写真 縦読み4)
(5)親指でずらし、中指ではじく。この動作をリズミカルに繰り返す。(写真 縦読み5)
(6)損傷したお札があった場合には奥にずらし、わかるようにしておく。(写真 縦読み6)
(福田和郎)