破壊的イノベーション企業が米国株をリードする
賑わいを見せているIPO銘柄は2021年に、さらに活況になるという。というのも、今すぐに上場するよりも、2021年にしたほうが良い価格が付くとして上場を延期した企業が多いのだとか。マネックス証券の岡元氏は加えて、完全黒字化となりS&P500に組み入れられたテスラに言及。これから普及が進むであろう電気自動車(EV)ばかりでなく、自動運転にも強みを持つ同社が、グーグルを凌ぎ、世界で圧倒的な自動運転の走行データを持ち、近くそのデータをサブスクリプションとして提供することが考えられるというのだ。
そうなれば、安定した収益モデルが確立され、株価は今よりも安定する可能性がありそうだ。
米国のアナリストは、テスラを自動車会社として評価していることから、誰も適切な価格を予想できていないようですが、そういった「テスラ=自動車会社」の状況が変わってくるのが2021年になりそう。
岡本氏によれば、テスラのように、米国には破壊的なイノベーションを持った企業が、今後、長期的に米国株市場をリードしていくとのことで、ズームやテスラのように1年で何倍にもなる銘柄が、続々と出てきそうだ。(児山将)