臨機応変に使いこなすことがベター
みなさまの周りには返信のマナーを知らない人はいないでしょうか。目上の人に「OK」「了解」などの返信をするのは失礼に当たります。「かしこまりました」「承知しました」を使いたいものです。
一方、上司や先輩が部下、後輩に対してスタンプを利用するのは、コミュニケーションとしては効果的だと西出さんは言います。
「上司や先輩からのスタンプ一つで、部下・後輩の気持ちが和んだり、癒やされたり、モチベーションアップにつながったりすることも、ビジネスマナーとしては必要なコミュニケーションとなります。上司や先輩からのスタンプにスタンプで返信することも、上司・先輩がそれをよしとする場合は問題ないでしょう」
と、西出さん。
「ただし、それを不快に思う上司や先輩には行わないのがマナーとなります。そこで大切なことは、メンバー同士で事前に確認し、一定のルールを決めておくことです」
テレワークを導入している企業が増加しているいま、マナーやルールを身につけておくことはとても大切です。できる人は相手に安心感を与え、できない人は相手を不快にさせます。皆さまはどちらでしょうか。この機会に覚えておきましょう。(尾藤克之)