【お正月に読みたい一冊】不安や心配がとらえて離さない、そんなあなたへ(尾藤克之)

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新しい「習慣」を取り入れる!

   それでは、夜はどうでしょうか。仕事をひと通り終えて迎える夜は、体力的にも疲労が溜まっています。当然、気力や集中力も消耗しています。「そんなコンディションでは、なにをしても効率が上がるはずがないと」と、枡野さんは言います。

「仕事に必要な資料を読んでも、集中力が落ちていてなかなか頭に入らない。部屋の片づけに取りかかっても、気力にも体力にもゆとりがありませんから、雑にならざるを得ない。そういうことになるはずです」(枡野さん)

   いま、新型コロナウイルスの影響で生活は「変化」を余儀なくされています。仕事はリモートワークが主体となっている企業が増えました。人と会い、話す機会も極端に減っています。一日、誰とも話をしないということもあると思います。

   一日の時間の使い方は、明らかに、コロナ禍以前とは違ったものになっています。そこで求められるのが自己管理です。気を抜けば、いくらでも抜けてしまいます。その結果、「もう、夕方か。きょうは何もしなかったな......」といったことにもなりかねません。

   そこで、取り入れたいのが新しい「習慣」。坐禅です。今回は生活習慣の重要性について取り上げました。本書でご紹介する「禅の習慣」を、一つずつ試していけば、何かが変わり、強い気持ちが持てるようになることでしょう。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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