コロナ禍で大揺れ株式市場 一橋大がぶっちぎり、明大は「奇跡」のプラス 早大も利益を確保(1)【企業分析バトル 結果発表】

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大事なのは「出口戦略」だった(明治大学)

【取引銘柄】
・チェンジ  4月23日 100株を3720円で買い
       5月13日 4210円で売り        利益確定   4万9000円
・ワークマン 7月27日 100株を1万10円で買い  保有中含み益  ▲13万525円
・アルトナー 8月31日 100株を948円で買い    保有中含み益   ▲1405円
・エムスリー 9月14日 100株を6010円で買い    保有中含み益   33万751円
・GMOフィナンシャルゲート 11月25日 取引は見送り
合 計    投資総額206万8800円   33万1000円の利益   利益率16% (2020年11月30日現在)

   今回の企業分析バトルは、まず評価損益がプラスで終了したことが、正直言って奇跡である。理由は損益を見てもわかるように「ワークマン」の存在だ。この銘柄は天井をブレイクしていくと自分の中では確信していたが、結果としては数か月揉み合って終わってしまい、むしろ含み損で終了してしまった。

   しかし、「エムスリー」に助けられたといっても過言ではない。この銘柄に関しては取引をするのが遅かったので、あまり利益は期待していなかったが、フタを開けてみると今回のバトルで一番利益が大きかった。

   この経験から、将来株価を予想するのは良いが、絶対にそうなると山を張る行為はよろしくなく、必ずその時々の地合いにそった判断をする必要があるということを学習した。特にコロナ禍という特別な環境ではなおさらである。

   次にこの企業分析バトルで学んだことは、出口戦略だ。上記の銘柄のうち、結局3つがまだ保有中であり、正直どのタイミングで利益を確定、損切りをしようということは決めずに取引してしまった。

   これは大きな反省点であると私は感じている。結局、出口戦略をしっかり決めておかないと、もし株価が大きく変動した時にあたふたして変な利益確定や損切りをすることになりかねない。そういう意味でも、今回元本割れを阻止できたのは奇跡に近いのだ。

   最後に、私は今まで日本株にまったく触れたことがなかったが、仮想の資金ではあるけどもコロナ禍という特別な環境で初めて銘柄を分析することができたので、これは今後自分の資金で日本株を運用するときに、とても有益な経験値となると思う。

◆児山将のワンポイントアドバイス

   チェンジは早期の購入に踏み切っており、タイミングが素晴らしい限りです。リモートワーク&DX(デジタルトランスフォーメーション)の中心銘柄となり過去最高益を叩き出しました。9月28日に高値を付けた後は急落。新サービスの発表やトヨタファイナンスとの業務提携、10年連続最高益更新へなど、数々の好材料が相次いだものの、期待感が織り込まれており、徐々に出来高が縮小傾向にあります。12月末に株式分割がされるため、それ以降に再び動き出すのではないでしょうか。

プロフィール
明治大学 ベビタッピ
経営学部2年。投資歴はFX、CFD(差金決済取引)を約6か月。中小企業診断士を目指して猛勉強中。趣味はテニスで、定期的にやらないと居ても立っても居られなくなる。しかし、実力は伴っていない。
Twitter:@takumi1714206
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