「『できる理由』を探すときは夫と子供たちも一緒に」
――川上さんなら、この投稿者にどうアドバイスをしますか。
川上さん「『できない理由』の洗い出しでは、ぜひ夫にも協力してもらうと良いと思います。その上で、『できる理由』に転換させる際の知恵出しには、夫はもちろん、子供たちにも参加してもらい、家族みんなで解決策を考えることをオススメしたいと思います。
家庭運営は、家族全員の生活に影響を及ぼすものです。それは投稿者さん一人だけで背負い込むものではなく、家族全員が当事者です。投稿者さんが家族の犠牲になるべきものではないですし、家族を犠牲にするべきものでもないはずです。課題を家族全員で協力してクリアしていくのです。
そうすることで、何が『できない理由』になっているのかを夫や子どもたちと共有することができます。お子さんたちはまだ小さいかもしれませんが、家庭運営の当事者として状況を共有できれば、親が思っているより意気に感じてくれるかもしれません。子どもたちが頼れる存在になる可能性もあります。親が助かるだけでなく、子どもたちにとっても良き成長機会になるのではないでしょうか」
「その際、最も鍵になるのは、投稿者さんご自身の意志だと思います。小学校教員として勤めたい、という意志が明確なのであれば、『できる理由』を探すことに全力を傾けていただきたいと思います。夫も子どもたちも、きっとその"本気"を見捨てたりはしないはずです」
(福田和郎)